超高濃度ビタミンC点滴療法とは
超高濃度ビタミンC点滴療法とは、50g以上のビタミンCを点滴により投与する療法です。免疫療法だけでなく、外科療法、化学療法、放射線療法などとも併用することができ、がん細胞の死滅、がん転移の抑制効果などが期待できるとされています。
ビタミンCには、美肌や風邪予防などの効果が期待できると言われていますが、通常、こうした効果を求める際には5~10g、多くて25g程度が投与されます。しかし、がん治療においてはその倍以上のビタミンCを投与することで、強い酸化作用を引き起こし、がん細胞の死滅などをはかります。
超高濃度ビタミンC点滴療法の特徴
大量投入により濃度を急上昇させる
一度の点滴でビタミンCを大量に投入することで、濃度を急上昇させます。市販されているビタミンCでは、このように濃度を急上昇させられないため、がん治療に対する効果もあまり期待できません。
他の療法と併用可能
超高濃度ビタミンC点滴療法は、免疫療法、外科療法、化学療法、放射線療法などと併用することができます。
抗がん剤の副作用を軽減
超高濃度ビタミンC点滴療法には、がん細胞の死滅などだけでなく、抗がん剤の副作用の軽減効果も期待できるとされています。そのため、他の療法と併用することで、より高い治療効果を導くことも可能です。
副作用が少ない
ビタミンCそのものには大きな副作用がなく、さらに正常な細胞に悪影響を与える可能性も低いことから、超高濃度ビタミンC点滴療法にはほとんど副作用はありません。