超活性NK細胞療法とは
超活性化NK細胞療法とは、採血によりNK(ナチュラルキラー)細胞を体外に取り出し、培養・活性化した上で、点滴で体内に戻し、がん細胞の破壊を目指す治療です。
NK細胞は「リンパ球」の10~20%を占め、がん細胞に対して非常に高い攻撃力を発揮する細胞です。また、抗原抗体反応(一度認識したがん細胞を攻撃することはできるが、認識したことのないがん細胞は攻撃することができない)がないので、ほとんどのがん細胞に対して攻撃することが可能です。
超活性NK細胞療法のおすすめポイント
免疫細胞の中でも、がん細胞に対し、高い攻撃性を有するNK細胞を用います。約3か月という短期間で治療を行うことができるのも特徴です。
超活性NK細胞療法の特徴
がん細胞に対する攻撃力が高い
「リンパ球」の10~20%を占めるNK細胞は、がん細胞に対して非常に高い攻撃力を発揮します。
ほとんどのがん細胞に対して攻撃可能
NK細胞には抗原抗体反応がないため、ほとんどのがん細胞に対して攻撃することが可能です。
副作用が少ない
超活性化NK細胞療法では、患者様ご自身の免疫細胞のみを体内に戻すため、副作用はほとんどなく、体への負担も少ないので、ご高齢の方でも受けることができます。
免疫細胞を体内に戻した当日、まれに38℃程度の発熱が起こる場合もありますが、これは免疫細胞ががん細胞を攻撃することで起こる現象です。通常、数時間後には熱は下がります。
超活性NK細胞療法の流れ
- 1
- 来院・問診・採血
当クリニックにご来院ください。問診後、採血を行います。

- 2
- 培養
患者様から採血した血液中の免疫細胞を、2週間(または1週間)かけて培養します。

- 3
- 点滴
2週間後(または1週間後)、再度ご来院頂き、培養した免疫細胞を点滴で体内に戻します。

- 4
- 採血・培養・点滴
以後、2週間ごと(または1週間ごと)に「採血」→「培養」→「点滴」というサイクルを、計6回実施します。
超活性NK細胞療法は、6回の治療で1クールとなります。